子どもの脳力を開発する為に、子どもではなく、お父さん、お母さんが脳力開発の「知識」を持っていただくことで、子どもはぐんぐん賢く成長するのです。
毎週水曜日はそんな「子どもの脳力アップの秘訣」や、トドラーズ世代(※1)のパパ・ママを応援するいろんなお役立ち情報をお送りしたいと思います。
子どもの脳力を高めるイベントなどの情報もご案内させていただきます。どうぞお楽しみに😉♪
第69回目は・・・共用部屋②
自己肯定感と自己有用感
「自己肯定感」とは自分を肯定する感情です。「自尊感情」ともいいます。反意語は「自己否定感」。
自分の長所はもちろん短所も含めて、いろいろな自分を認め、ポジティブにとらえられる人を「自己肯定感が高い」と表現します。
一方で、自分のすべてが嫌いで、常にネガティブな感情に支配されている人を「自己否定感が強い」、「自己否定ばかりしている」と言います。「自分なんかどうせ・・・」などが口癖であったりします。
「自己有用感」とは自分が周りに対して有用と思える感情です。自分の存在が周りの人の役に立っている、貢献していると認識できているときにこの感覚を覚えます。
「自己有用感」が高ければ、周囲への貢献意欲も高まりますし、感謝の気持ちも大きくなってきます。
このブログは「子育て」を応援するブログですが、今回は大人の世界での営業マンにおける「自己肯定感」と「自己有用感」の組み合わせを見ていきたいと思います。
自己肯定感(〇)×自己有用感(〇)
「上司や先輩のおかげで自分は結果を出す事が出来たし、営業のセンスを磨くことが出来た。だから同僚や後輩の力になれると思う。もっと会社のために頑張りたい。」
自分の力を肯定しているからこそ、周囲にも役立てられると信じられます。理想的な営業マンです。
自己肯定感(〇)×自己有用感(×)
「自分は営業のセンスはあるのに目標が未達だ。理由は会社が設定した目標が高すぎる。そもそも売れない商品をつくる会社が悪いし、客にも恵まれていない。」
「できない営業」の典型です。いわゆる「他人のせい」にするクセがある人がこの部類に入ります。
自己肯定感(×)×自己有用感(〇)
「自分には営業は向いていないのに、それなりに目標を達成できている。理由は上司や同僚、お客様に恵まれているからだ。ほんとうにありがたい。」
「自己肯定感」は低いのですが、「自己有用感」が高いために自然と周りへの感謝の気持ちが芽生えます。実は力量があるのに自分に対して否定的で、自分は単に恵まれているだけと認識しているのです。ですので、なぜ結果が出ているのかをうまく説明することが出来ません。
自己肯定感(×)×自己有用感(×)
「自分には営業のセンスがなく目標達成率も低い。上司や同僚からも役立たずと思われているに違いない。この会社に居続けたら迷惑をかけるだけだ。」
「自己肯定感」が低いために営業成績も上がりません。周囲に目を向ける余裕がないため「自己有用感」も低い状態です。
自己肯定感を高めてから自己有用感を高めることは非常に難しいと言われています。
自己肯定感を高めるには自分を否定する自分を否定する必要があるからです。
まずは自己有用感を高めましょう!
自分自身を認めてくれる場所、環境を手に入れることで、自分の居場所を見つけるのです。その中でお互いに認め合い、必要とされることで「自己有用感」は高まっていきます。そうすることで自分の思考パターンを徐々に変えていく。この手順が最も再現性が高いと言えるでしょう。
何か目標を持ち、その目標を達成すると「達成感」を覚えますし、それが団体(仲間)の中で共有されるとより大きな「達成感」につながります。「自己肯定感」は達成感を覚えることで高まっていくのです。
しかし、結果は簡単には出ません。ですが結果を出すための努力をすることは誰にでもできます。ですのでその努力の過程に着目し、自分の努力を認めてくれる環境を見つけるのです。そんな環境に身を置くことで、少しずつ「自己有用感」が高まり、「自己肯定感」を覚えられるようになるのです。
このことは子ども達の成長過程においても同じことが言えます。
次回はその点をもう少し掘り下げたいと思います。
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※1トドラーズ世代:0歳~3歳のお子さまをお持ちの子育て世代
(出典)経営コラムニスト横山信弘「「自己肯定感」と「自己有用感」の違い、それぞれの高め方」 一部抜粋
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