未分類

杭の種類

今日は杭工事で使われる杭について紹介していきます。

杭にはいろんな種類があります。

杭の支持力の取り方による種類

先端支持力杭

先端支持力杭とは、数m~数十m下の支持層(固い地盤)まで杭を到達させることで、建物を支える杭です。沈下や液状化を起こさない固い地盤に杭を設置するので、地震時も安心です。実績も多く、信頼性が高い方法です。

摩擦杭

摩擦杭とは、杭周面と接する地盤による摩擦力で建物を支える杭です。支持層に到達させる必要がないので、杭が短くなり経済性が高いメリットがあります。

杭の造り方よる種類

既製杭

既製杭とは、「既製品の杭」という意味です。あらかじめ工場で杭を製作し、出荷します。それを建設現場まで運び、杭を設置するわけです。既製杭は、工場で製作されるので品質が高いメリットがあります。現場では、杭を設置するだけなので施工自体も簡単です。但し、数十mの長い杭になると、長すぎて工場で製作できないことや、トラックに運んで出荷できないため、10m程度までの杭を複数本繋ぎ合わせ、接合し(継手を設ける)打設します。

場所打ち杭

場所打ち杭は、現場で杭を製作する方法です。現場で杭を製作するため、十分な管理の上施工を行う必要があります。この杭は、鉄筋コンクリート造の杭で、1本の杭を造るために数時間要します。よって時間と労力がかかるデメリットがあります。但し、場所打ち杭は現場で杭を製作するため、杭径の大きさに既製杭ほど制約がありません。例えば、一般的な既製杭だと直径600mmが限界だとしても、場所打ち杭だと1000mmの杭も築造可能です。建物の規模が大きく、大きい支持力が求められる場合や、既製杭の施工が難しい場合(大きな岩が出現する、特殊な地盤など)は場所打ち杭を採用します。

杭の材料による種類

鋼管杭

鋼管杭とは、文字通り鋼を材料とした杭です。鋼管なので、筒状になっています。鋼は土中では錆びるため、あらかじめ腐食代1mmを見込んでいます。鋼管はロール成形といって、鋼板を円形に折り曲げて製作されます。そのため、厚い板を折り曲げることは難しく、杭の強度は高くありません。結果として、大きな支持力をとることができないのです。しかし、軽量であることや施工性の良さから簡易な建物や、建物重量が軽い場合に採用されることが多い杭です。また、鋼は様々な形状にできるため、鋼管の先端に羽根と呼ばれる部材を取り付け支持力を高める工法もあります。

コンクリート杭

コンクリート杭は、鉄筋コンクリートによる杭のことです。もっと言えば、単なる鉄筋コンクリートではなくプレストレスをかけたコンクリート杭が一般的です。建物に用いる鉄筋コンクリートの強度が24N/m㎡である一方で、杭の場合は85 N/m㎡や105 N/m㎡と超高強度コンクリートを使用します。そのため高い支持力が得られます。前述した場所打ち杭も、コンクリート杭の一種です。コンクリートは土中でも腐食する心配がありません。また、コンクリート強度が高いこと、杭の厚みが厚いことで支持力が大きくとれます。よって、大規模な建物になるとコンクリート杭を用います。

ヒルズハウジングは福岡県大川市で新築住宅を建築するハウスメーカーです。お気軽にお声がけくださいね!!

ご相談等がありましたら👇まで

https://hillshousing.com/inquiry.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です