コンクリート

生コンクリート種類

今日は生コンクリートの種類について紹介します。

1.普通コンクリート

普通コンクリートとは、普通骨材(砂利、砕石、高炉スラグなど)を使用したコンクリートのことであり、 JISによる生コンクリート規格の強度範囲は18N~45N/mm2 となっています。また、「一般構造用コンクリート」とも呼ばれ、おもに建築構造物用コンクリートや土木構造物用コンクリートとして使用されています。

2.流動化コンクリート

流動化コンクリートとは、あらかじめ練り混ぜられたコンクリートベースコンクリート)に流動化剤という混和剤を現場で添加することで、単位水量・単位セメント量を変えずに流動性を増大させたコンクリートのことです。施工性を改善することを主目的として、おもに建築工事に使われることが多いです。

3.高流動コンクリート

材料分離抵抗性を損なうことなく、流動性を著しく高めたコンクリートのことをいいます。流動性がきわめて大きいので、その流動性の程度をスランプフローで評価しています。一般には、スランプフロー500~750mm程度の範囲に入るものを高流動コンクリートといいます。また、高流動コンクリートの製造には高性能AE減水剤の使用が不可欠になります。その理由は、単位水量を増すことなく、

また粘性をあまり落とすことなく、流動性を増すことができるからです。また、材料分離抵抗性を付与する方法は「粉体系」、「増粘剤系」、「併用系(粉体+増粘剤)」の3種類に大別することができます。

なお、高流動コンクリートは流動性が高いため、打設の際のバイブレータと呼ばれる振動機の締め固めがいらなく、自己充填コンクリートため、おもにプレキャストコンクリート製品工場や現場打ちの狭い場所や障害物のある場所などで使われることが多いです。

4.高強度コンクリート

高強度コンクリートとは、一般的な普通コンクリートよりも強度が高いコンクリートのことであり、JIS規格では呼び強度50・55・60N/mm2以上となるコンクリートのことをいい、日本建築学会では設計基準強度が36N/mm2を超える場合のコンクリートと定義されています。高強度コンクリートは高い強度と耐久性を備えているため、おもに超高層マンションなどに使われることが多いです。

5.舗装コンクリート

舗装コンクリートとは、普通コンクリートより単位水量を少なくした硬練りのコンクリートのことをいいます。スランプで2.5~5.0cmの範囲であり、指定スランプによっては運搬にダンプトラックを使用します。また、舗装コンクリートに求められる性能として、次のものがあります。

  1. 曲げ強度が大きい
  2. すりへり作用に対する抵抗性が大きい
  3. すべり抵抗性が大きい
  4. 気象作用による耐久性が大きい
  5. 乾燥収縮が小さい
  6. 作業に適したワーカビリティーが得られ、表面仕上げが容易であること

なお、舗装コンクリートより、さらに単位水量を少なくし超硬練りをしたコンクリートは、一般的にRCCPといわれる転圧コンクリートになります。

おもに道路、空港、ヤードなどの舗装ために使われる土木用コンクリートです。

6.軽量コンクリート

軽量コンクリートとは、軽量骨材を用い単位容積重量を小さくしたコンクリートのことをいいます。一般的な普通コンクリートの単位容積質量は2.30~2.35t/m3であり、軽量コンクリートの場合は1.4~2.1t/m3くらいの範囲になります。

粗骨材のすべてに軽量粗骨材を使用し、細骨材のすべてに普通細骨材を用いるものを軽量コンクリート1種、粗骨材のすべてに軽量粗骨材を使用し、細骨材の一部またはすべてに軽量細骨材を使用しているものを軽量コンクリート2種として区別されています。

軽量コンクリート1種単位容積質量の範囲は1.8~2.1t/m3であり、軽量コンクリート2種の単位容積質量の範囲は、1.4~1.8t/m3になります。

おもに建築物の重量軽減を目的に使われます。

ヒルズハウジングは福岡県大川市で新築住宅を建築する工務店です。

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