子どもの脳力を開発する為に、子どもではなく、お父さん、お母さんが脳力開発の「知識」を持っていただくことで、子どもはぐんぐん賢く成長するのです。
毎週水曜日はそんな「子どもの脳力アップの秘訣」や、トドラーズ世代(※1)のパパ・ママを応援するいろんなお役立ち情報をお送りしたいと思います。
子どもの脳力を高めるイベントなどの情報もご案内させていただきます。どうぞお楽しみに😉♪
第31回目は・・・いよいよ今回のテーマの最終回
教育資金はいつかける?⑤
これまで就学前教育(幼児教育)の重要性に関して、その実証実験である「ペリー幼稚園プログラム」とその成果をお伝えしてまいりました。
そして、前回は就学前教育(幼児教育)が高める能力について、実は就学前教育(幼児教育)はIQや学力テストで計測される能力、つまり「認知能力」にはそれほど効果がない(持続性がない)ことをご説明させていただきました。
では、就学前教育(幼児教育)はいったい何に効果があるのでしょうか?
ペリー幼稚園プログラムによって改善されたのは、「非認知能力」または「非認知スキル」と呼ばれるものでした。
これは、IQや学力テストで計測される認知能力とは違い、例えば「忍耐力がある」とか「社会性がある」とか「意欲的である」といった、人間の気質や性格的な特徴のようなものを指します。一般に「生きる力」といわれるようなものでしょうか。
気質や性格的な特徴である非認知能力は、本来目に見えないものですが、心理学的な方法を使って数値化することができます。そして、その数値を分析した結果、非認知能力は認知能力の形成にも一役買っているだけでなく、将来の年収、学歴や就業形態などの労働市場における成果にも大きく影響することが明らかになってきたのです。
前出のヘックマン教授(ヒルズハウジングの子どもの脳力アップblog vol.28参照)は、米国の一般教育修了検定(日本でいうところの高卒認定試験)の分析を行い、このことを示しています。
その研究によれば、高校に通わずに一般教育修了検定に合格した生徒は、高校を卒業した生徒に比べて、年収や就職率が低い傾向にあることがわかりました。もしも、学力などで計測される認知能力のみが重要なのだとすれば、同程度の学力を持つ一般教育修了検定に合格した生徒と、高校を卒業した生徒との間に大きく差がつくはずがありません。
ヘックマン教授らは、学力テストでは計測することはできない非認知能力が、人生の成功において極めて重要であることを強調しています。また、誠実さ、忍耐強さ、社交性、好奇心の強さーこれらの非認知能力は「人から学び、獲得するものである」ことも。
おそらく、学校とはただ単に勉強をする(学力を伸ばす)場所ではなく、先生や同級生、先輩、後輩たちから多くの事を学び、「非認知能力」を培う場所でもあるということなのでしょう。
そして就学前教育(幼児教育)の場を整え、教育資金を投資することも保護者にとっては重要なことではないでしょうか?
しかし、どのようなことが「就学前教育の場を整える」ことになるのでしょうか?
就学前の子ども達が日常においてよく居る場所ってどこですか?保育園?幼稚園?・・・そうです、やはり圧倒的にご自宅=家に居る機会が多いですよね?
居ながらにして脳力開発(非認知能力を育む開発)を行える家をつくってみませんか?
是非、脳力開発の知識がたくさん詰まったヒルズハウジングのイベントに足を運んでみてください!!詳しくご説明させていただきます。
ヒルズハウジングは福岡県大川市で新築住宅を建築するハウスメーカーです。お気軽にお声がけくださいね!!
※1トドラーズ世代:0歳~3歳のお子さまをお持ちの子育て世代
出典:中室牧子(2015)『「学力」の経済学』ディスカヴァー・トゥエンティワン
子どもの脳力アップに関する資料のご請求はこちらから👇